6.申込から賃貸借契約締結までの流れ
6-1. 入居申込書の提出
申込書を提出します。
※会社の登記簿謄本や決算書の提出が必要になる場合があります。
※申し込みには金銭は発生しないことがほとんどです。
6-2. 審査
オーナー・管理会社、保証会社による信用調査を行います。
※審査には3日~10日程度がかかります。
6-3. 契約書の内容確認
契約形態、解約予告、原状回復について確認を行います。
契約を締結した後、変更を求めても認められるとは限らないため、しっかり確認しましょう。
6-4. 重要事項説明
不動産会社の担当者から「重要事項の説明」を受けます。
※説明の内容に不明点があれば遠慮なく質問してください。
6-5. 契約締結
会社の登記簿謄本・印鑑証明書、連帯保証人の住民票等の提出が必要となります。
※審査の内容によっては決算書等の提出を求められる場合があります。
6-6. 初期費用の支払い
初期費用には、保証金(敷金)、前家賃、仲介手数料が含まれます。
※賃料の支払いは、毎月翌月分を月末までに支払うことが一般的です。
※仲介手数料とは、賃貸借契約の際に仲介をした不動産会社に支払う手数料のことを言います。上限額は賃料の1カ月分となります。
契約書の確認ポイント
6-7. 契約形態
普通借家契約か定期借家契約かを確認します。
定期借家契約の場合、契約期間満了により契約が終了し、更新がありません。
契約期間満了後も引き続き賃借したい場合には、改めて契約をする必要があります。
建物の老朽化を理由に定期借家契約となっている場合等は、新たな契約ができない可能性が高くなります。
6-8. 解約予告
・中途解約ができるかどうか確認します。契約によっては契約期間満了まで解約できないケースもあります。
・解約予告期間を確認します。通常3~6カ月前までの通知が必要です。
・中途解約の違約金の有無を確認します。フリーレントを利用して短期解約をする場合、減額した賃料分が違約金としてかかるなど、1年未満の解約で違約金が発生する場合があります。
6-9. 原状回復
・工事の範囲(原状回復工事基準を参照します)、期間・期限等を確認します。
・貸主指定の工事業が定められているか。
申込から賃貸借契約締結までの流れ |
・申込時に費用は発生しません ・後々のトラブルを避けるためにも契約書はしっかり読み込む ・契約内容でわからないことは不動産会社の担当者に聞く ・契約に必要な書類を準備しておく ・初期費用の支払いの準備をしておく |