伏見エリアの賃貸オフィス市況について

2021年01月26日(火) 河村 その他

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弊社では、貸事務所.名古屋、貸店舗.名古屋という2つのサイトを運営しております。

栄や名古屋駅等を中心に事務所や店舗物件をお探しの方に対し、物件情報を提供しております。

今回はコロナ禍での伏見エリアのオフィス市況についての情報をお届けします。

 

伏見エリアは名古屋のオフィスの中心として栄えてきたエリアで、名古屋駅エリアの勢いに押されてはいますが、銀行や証券会社などの金融機関が集積し、新築オフィスビルの供給もあり、賃料も名古屋駅エリアに次いで高い人気のオフィス街です。

 

しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、伏見エリアでも空室率が上昇しています。2020年1月に空室率は2%を切り、約1.8%と需要過多の傾向で賃料も上昇傾向にありましたが、2020年12月には約3.3%と上昇しました。ただ、値下げせずに賃料を据え置きで募集を続けていたり、解約が出ても現テナントの賃料よりも高く設定して募集されていることもあります。空室率が募集賃料にはまだ反映されていない状況です。

しかし一方では、昨年竣工を迎えても1テナントも成約が決まっていないというビルも出てきており、やむなく募集賃料を下げるケースもみられるようになってきました。

 

名古屋は名古屋駅エリアの賃料が他のエリアに比べ突出して高いため、他のエリアに移転しコストダウンを図るケースが多くみられます。伏見エリアはその受け皿になったことで、100坪以上の大きい貸室にも一定のニーズが生まれ、空室が出てもしばらくして成約に結び付くことが多くあります。また、縮小移転のニーズの高まりから10~30坪の引き合いが多くみられたため、名古屋駅エリアほどの空室率(約4.8%)にはなっていませんが、高価格帯のハイグレードビル、竣工したばかりのビル、これから竣工を迎えるビルは苦戦を強いられており、この状況が長期化すれば、さらに空室率が上昇し、賃料も下落する傾向が出てくると思われます。

名古屋全体の空室率は2020年12月時点で3.8%と需給バランスがとれている5%に徐々に近づいてきていますので、ここ2年では5~10%の下落が予想されます。

 

現在ではコロナ禍で在宅勤務やローテーション勤務、テレワークなど、働き方の多様化や、コスト削減を目的とした中小規模オフィスへの需要が高まっており、多くのお問い合わせをいただいております。現在のオフィスの解約や縮小移転をお考えでしたら、ぜひご相談ください。

貸事務所.名古屋ではこれからも、お客様のニーズに合った物件をご紹介できるよう尽力してまいります。今後ともよろしくお願いいたします。

 

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